インターネットの普及によって投資はより庶民に普及しつつあります。
日経マネーが実施した個人投資家調査2021では若い人を中心に口座開設が急増しているといいます。
2020年のコロナショックにより、株価が安くなったことが大きな要因です。
ただし、2020年からの上昇相場であっても投資初心者には投資は難しいようで、半年以内に始めた投資家のうち半数ほどしか利益を出せていない状況です。
そして、一番驚いたのは投資を始めるきっかけがYouTubeからの情報であることです。
以前まで本や雑誌、テレビなど情報番組が主流でしたが、コロナの時勢なのかおよそ1/3が人気YouTuberの投資チャンネルがきっかけとなったと答えている。
YouTubeの投資チャンネルは無知なものほど目を丸くして聞き入れ、洗練された人からすればこれほどつまらないコンテンツはないと思います。
しかし、難しそうな本や雑誌の活字を読むよりも「耳で聞ける」「動画でわかりやすい」というのは投資への敷居を下げたのだと感じています。
ただ、ネットの情報はしっかり校閲されている情報ではないので、良いものもあれば間違った情報もあります。
もちろん、ポッツの記事も同様です。
そして、記事やコンテンツは人の目に多く触れるものほど、優良なコンテンツと誤解されやすいものです。
つまり、1人が裏取した正しいコンテンツを出していても、大多数が間違ったコンテンツを出していればそちらが正しいと鵜呑みされてしまうのです。
そして金融や投資のコンテンツというのは「誰でもわかる」「初めての」「基本」と名の付くコンテンツが溢れているため、ある程度の金融リテラシーや投資の知識を理解していれば、すでに上級者になってしまいます。
金融リテラシーに限れば、昔からある話題を新しい人に繰り返し繰り返し発信しているだけで、情報が高度化は全くしていません。
そして、投資がへたっぴな人ほど声が大きく、上手い人ほど市場に紛れるものです。
これが金融、投資の優良なコンテンツが少ない理由でもあります。
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