投資で利益が出始めると、利益が出ているうちに決済したくなることがあると思います。
もちろん投資を行っている以上、利益が出さなければやっている意味はないでしょうし、想定外に利益が膨らんでいるときはなおさらです。
株式購入では、いろいろ分析して買い時を探ることが多いと思いますが、売却時には注視しにくい傾向にあります。
それは購入時と違い、含み損益が思考の邪魔をするためです。
「儲けているうちに決済しよう」「めちゃくちゃ損してるけどいつか上がるでしょう」などのように。
もし、現状このような判断をしてしまっているのであれば、利益を最大にできず、逆に想定以上の損失を出す要因となります。
また、不用意な売買は手数料の無駄にもなります。
これは投資で収益をあげることを考えると、非常に非効率なことになります。
では、どのように売却時のタイミングを計るのか?
それは3つのことで売買の判断が可能です。
・購入理由と現状の株価が沿わない時
・購入理由に有効期間がある時
・購入理由と相違がある時
・購入理由と現状の株価が沿わない時
これは簡単に言うと、あなたの購入動機となった材料は市場から見向きもされてなかったということです。
いくら思い入れがあったとしても、株価を上げるのは市場参加者です。
市場参加者が取引材料としなければ、それは業績に繋がらないと判断されたということです。
最大限保有できたとしても決算までです。
・購入理由に有効期間がある時
購入動機となる判断材料はいろいろあると思います。
その判断材料がどの期間まで有効なのか
例えば、ブレイクスルーとなる技術が実際に製品化したらかなり儲かるだろう
市況が良くて次の決算は好業績が見込まれそう、決算発表までなのか
米国インデックスETFはずっと上昇しているので、一生ガチホ
いろいろな時間軸があると思います。
判断材料が有効とされる期間まで粘り強く保有することです。
・購入理由と相違がある時
株価が上がるだろうと判断した情報も、見立てと違い業績にほとんど反映されない場合があります。
また、想定していた企業の成長予想が想定より鈍化してきた時は売却のタイミングになります。
以上の方法を使い売る理由を作ることで、逆に安易に売らない理由を作り上げることができます。
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