VIX投資100万円チャレンジを開始してから1年9か月が経ちました。2020年12月末の資産残高は3,172,005円と運用開始時から3倍以上に増加しました。  FullSizeRender
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【年間の運用状況の推移】    5

 

【月別の騰落率】

 

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VIXの推移】
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  ※参考 【各月の経済情勢 備忘録】
1月:米国大統領がトランプからバイデンに政権移行
2月:ロビンフッターの脅威顕在化、米国10年債利回り急上昇
3月:米国10年債利回り上昇、バリュー株及び景気敏感株上昇
4月:金融緩和継続を好感、ゼロ金利延長
5月:米国CPI急上昇、インフレ懸念
6月:インフレ率高原、FOMC現状維持を好感
7月:変異株感染拡大、経済回復鈍化懸念
8月:テーパリング早期開始観測、中国経済鈍化懸念
9月:中国恒大デフォルト懸念、コロナ感染拡大一服
10月:米国政府債務上限問題、原油高による経済鈍化懸念
11月:テーパリング開始、オミクロン株警戒により株式市場急落
12月:テーパリング加速、2022年利上げ3回報道  
  【総評】
NYダウやS&P500などの株価
指数の上昇率は20~30%でしたので、VIXショートの収益率60%は大きな利益をもたらす投資として変わぬ地位にあることが実証されました。
十分すぎる結果であるが、今般レバレッジの付いた投資信託が広く普及しているためレバレッジNASDAQ100(レバナス)や半導体関連ETFのような優位な差があったとは言えない。
原因としては9月以降、毎月のように小波乱があり、リスク回避のショートカバーを入れなければならなかったために運用収益はほとんど伸びなかったことがある。
よってVIXショートは昨年同様、相場の上昇期では明らかに差別化できるほどの投資手法ではないようです。
2022年は経済活動の正常化による企業リスクの洗い出し、FRBの利上げスケジュールが焦点になると思います。
金利の上昇局面では好材料では買われず、悪材料で大きく下押しする市場環境です。
また、成長力よりも実際の決算数字が評価されやすいため、ボラティリティが高くなることを念頭に入れなければなりません。
ただ、利上げによって逆イールドが発生する見込みはかなり低いので、金融危機のような急落はないと思われます。
金融資産インフレの終息によって株価上昇が鈍化するのか焦点になると思います。