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2022年初めからアメリカの金融引き締めや利上げ観測によって相場が急落しています。

さらに追い打ちをかけるようにロシアがウクライナに侵攻し、西欧諸国との対立からもう一段下落しています。

 

すでに株式市場は世界的に10%~20%も下落し、何に投資をしても損失を拡大させるだけと感じてしまうと思います。

こういう時に売りから入れる目線があれば利益が得られるものですが、万人ができるものではありません。

そして、全ての人が幸せになるのは相場の上昇であって、下落を願う空売りは一般的な資産運用の真逆を進むため、個人投資家からの理解も得られません。

このような相場の急落期ではどのような銘柄に投資し、資産を増やすか考えなければなりません。

 

多くの方が実践することは急落した銘柄を買い足すことです。

これは逆張りといい、「これだけ下がれば下値は近いだろう、リスクは低い」という合理的な考えから起こるトレードです。

しかし、下げのキツい銘柄を買ったタイミングから反転するだろうと予測することは、楽観的で自分本位な考えです。

株価は現在のコンセンサスの総意であり、高いと思う人と安いと思う人が価格を出し合って得られた値段です。

ファンダメンタルズ的な底値はあるにしても、その後の上昇下落の確率は半々です。

 

この逆張りの反対になるトレードが順張りになります。

順張りは「高い銘柄をさらに高く売らなければならない」という高い心理的障壁があります。

相場環境が非常に悪い中でも右肩上がりに上昇し、高値圏の真空地帯に突入させなければ利益が得られません。

これは「とんでもない高値で掴まされてしまうのでは?」と容易に想像させます。

しかしながら、これもコンセンサスの総意であるため、その後の上昇下落の確率は半々です。

 

つまり、リスクはどちらも同じということです。

ならば、どちらを選ぶか?

断然、順張りです

 

しかし、購入のタイミングはあります。

アメリカ株式市場が大幅安で帰ってきた日の寄り付きです。

アメリカが安値圏で2~3%以上下落して帰ってきてくれば良いでしょう。

そして、買いに値する銘柄には条件があります。

市場が軟調な期間でも右肩上がりに上昇している

大型株である(日経225採用ならなお良し)

事業が安定している

株価に変動を与える指標が良好(金利、為替、商品相場、経済指標)。

 

全てが一致していなければなりません。

この日の寄り付きでは、市場が悲観的で大量の売り注文が出ます。

インデックス指数の構成銘柄も売り注文が出て、構成銘柄一様に下落圧力がかかります

インデックス指数の売買では売りたい銘柄と買いたい銘柄の取捨選択ができないため、好調な銘柄であっても売りの対象になってしまいます。

これを買うのは個別銘柄を扱う投資家だけです。

つまり個別銘柄で見た場合、売買注文による価格と市場のコンセンサスとに価格の歪みが生じるということです。

この場合、寄り付きで安値を付けた後、高い確率であるべき価格まで戻していきます。

戻らなかったとしても、他の構成銘柄よりも下落率は少ないと思います。

後は、指標通りのコンセンサス価格に近付いたと思えば決済しても良いし、相場環境が変化し高値が見込まれなくなったタイミングで決済すれば良いです。

 

全ての銘柄がインデックス指数に連れて一様に下落しないところが、個別銘柄の魅力です。

うまく状況を理解し、注文を出す相手が何を考えているか想像できれば不用意なリスクは避けることは可能です。

これは単なる一例ですが、投資は下落相場でポジションをパンパンにしても儲かるものではありません

いつでも余力を残し、美味しい場面だけ強くポジションを取るだけで、圧倒的にリターンは高くなります


相場のことは相場からしか教えてくれません。