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アフターコロナやウクライナでの戦争によって、世界的なインフレが起こっている今、人々はいかに安くお得に買い物をするか、日々頭を悩ませています。

手取りが増えない日本ではお金をいかに有効に使おうと、コスパの高いモノやサービスへの関心がより高まっていると感じています。

消費者意識も変化しており、テレビのゴールデンタイムではCostcoや業務スーパー、ドン・キホーテなど低価格を売りにした企業の特集が組まれるなど、低価格帯商品への抵抗感は全くなくなってきています。

しかし、この消費行動は工夫をしてコストを抑えることよりも、単純に単価が安いモノを選ぶ意味合いが強い。

 

また、資産形成においては、質素の暮らしをして、投資資金を貯めることから始めるものです。

そして、パッシブ投資で信託報酬(手数料)の安い米国インデックスETFを積み立てることが投資の最適解とされています。

これは過去10年で形成された考えで、過去の相場を知っている者からしたら「そんな甘い話はないよ」と思うだろう。

コスパの資産形成と対局に、証券会社の外務員の対面営業サービスというものがある。

経験から言えば、まともな外務員に当たれば、いくら手数料が高くても米国インデックス投資以上に儲かるのが当たり前です。

あの悪名高い商品先物取引であってもまともな外務員が付けば、値洗はプラスだったと聞いたことあります。(金先物はバイ&ホールドが基本で、そして金相場が年々上昇していたという要因はあるが)

能力の高い外務員に当たるまで探す努力もなく、最初の失敗すら許容できなくなっている人も最近は多い。

 

もちろん、その人のサービスに対する価値観の違いは理解できるが、基本的にモノやサービスにお金を出せば、より良くなるし、出さなければ悪くなることには変わらない。

食事であれば、ある人にとってはただお腹を膨らますことであるが、質であり空間であると答える人もいる。

お金を出せば量も質も空間も手に入れられる。

そのような単価の高い飲食店へ1人で行くことはないので、人とのつながりが生まれ、QOLも高くなる。

お金をかけなければ1人で済ませられる分、総合的にQOLを落とすこともなる。

 

一方でQOLを追求した結果、取り返しのつかないこともある。

結婚、出産、育児

人生の中盤に今後の人生を決めるイベントがあります。

パートナーや子供の有無は今後の人生を大きく変えると思います。

ハッキリ言って、子供は非常にコスパが悪いです。

私のように3人も子供がいると、お金はたくさん出るだけだし、余暇すらありません。

コスパだけ考えれば、おひとりさまやDINKSという選択肢が一番良いと思います。

子育てがないから時間を確保できるし、経済的に余裕も生まれる。

子供の有無で保険料や年金額が変わらないので、死ぬまで子供がいる家庭より裕福でいることができます。

家に大人しかいないからケンカや争い、不用意なアクシデントが起きにくい。

コスパを重視すれば、お金の心配のない平穏な生活が手に入る。

 

しかしそれは、生活に起伏がなく、他人の人生に踏み入れない生活です。

つまり、経済的には合理的な選択だが、ハリのある人生か?と言われたらNoと言えると思います。

そして、取り返そうにも肉体的に出産が難しい年齢になっては手遅れです。

運よく子供が生まれても、同級生の親と一回りも変われば、話も合わない。

歳を重ねてデメリットが顕在化した時に後悔の念しか生まれないし、若い時以上にエネルギーが必要になることは頭に入れておかないといけない。

 

柔軟に選択肢を変更できる問題にはコスパを優先することは問題ないと思います。

しかし、タイムリミットがある事やタイミングを逸したら手に入らない事にコスパを優先すると、ろくな人生にならないことを覚えておいた方が良い。