JT <2914> が2月9日に2020年12月期の決算を発表した。
連結最終利益は前期比10.9%減の3102億円となり、2021年12月期も前期比22.6%減の2400億円の減益見通しを発表した。
3期連続の減収、6期連続の減益となる。
それと同時に今期の年間配当を前期比24円減の130円に減配する方針を示した。
また、たばこ事業の運営体制を見直し、1千人規模の希望退職者の募集を実施すると発表した。
高配当の代名詞として人気のJTですが、今すぐ損切りした方が良いでしょう。
世界的に健康志向が高まり、禁煙化が加速し、喫煙者の減少は続くと見られています。
さらに拍車をかけるのが、深刻な肺炎をもたらす新型コロナウイルスの影響です。
街中の喫煙所は密閉空間で密集しますので感染リスクから各所で閉鎖されています。
また、EUの専門機関、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は昨年、喫煙者が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化リスクが高まるとする研究結果を報告しています。
今後もたばこ需要減少からの業績悪化は免れず、さらなる減配、強いては無配もそう遠くないと言えるでしょう。
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