2月16日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが2020年12月期の決算を発表した。
コロナ禍でのゲーム特需の恩恵はなく減収減益という結果となった。
営業利益は増益だったが最終利益を押し下げたのはソフトウエア仮勘定(ゲーム開発費)の減損損失です。
およそ29億も利益を押し下げました。
このソフトウエア仮勘定とは、開発途中のソフトウエアの開発費用で、資産に計上されています。
その後、リリースされればソフトウエアの資産への計上に変わり、5年間均等に売上原価で費用計上される資産です。
このソフトウエア仮勘定を含む無形固定資産の怖いところは利益が見込めないと判断されると即時に減損損失されてしまうことです。
そして、資産で計上されていても換金価値もほとんどないシロモノ。
開発にかかったシステムや従業員の賃金なんですから当たり前です。
会計上は資産となっていても実態は費用の先延ばしというモノはたくさんあります。
株式投資では資産の内容をしっかり見て、企業が過大に評価されてないか確認することが大事です。
コメント