株式のインデックス投資は順調な株価上昇によって、長期目線の賢明な投資家に「安全で安定した投資対象」として受け入れられています。

2020年は金融資産バブルの恩恵を受け、インデックスETFは株価がうなぎ上り、過去に購入した全ての投資家に利益を授ける結果となった。

しかし、金融緩和による高騰から一転、調整局面に入ってしまうのでは?と心の隅に不安な思いが交錯していると思います。

 

代表的な株価指数にS&P500があります。

この指数はこの10年間は平均12%の利回りを叩き出し、2倍以上の上昇を経験しています。

 

s&p

 

 

しかし、過去20年のチャートを見ると、2000年から2010年までの10年はほとんど上昇していません。

配当落ちを考慮しても、年間7%と謳われている利回りはありません。

停滞期に突入してしまえば、ここ10年、特に昨年の急上昇局面は過去のものとなってしまいます。

そして、インデックス投資家は全く資産が増えない、長い停滞期を受け入れざる負えなくなります。

 

ただし、長期チャートを見ても、数年単位の下落局面はありますが、日本株のように何十年も回復しないということはありません。

米国株式市場は、中長期視点で投資を行えば、損失を被る状況は全くないと言えます。

むしろ現在の高値圏から下落すれば、平均購入単価を抑えられる「絶好の買い場」となる場合もあります。