HIS、澤田HD、上場企業2社の会長であり、日本でも有数の実業家でもある澤田秀雄氏。
その息子、澤田秀太氏も上場会社の社長をしている。
6577 ベストワンドットコム。
クルーズ船予約サイトを運営し、2018年東証マザーズに上場しています。
澤田秀太氏は同社の筆頭株主であり、2位の米山実香も秀雄氏の長女に当たる。
ちなみに有限会社秀インターは澤田一族の資産管理会社であり、住所は澤田氏の居宅である。
松濤の大豪邸にお住みとは羨ましい限りです。
ベストワンドットコムは年々売上を右肩上がりに上昇させ、直近の2019年7月決算は20億円を上回っています。
親の後ろ盾を利用し、旅行事業に参入。HISの取締役にも就き順風満帆に見えていました。
しかし、昨年の新型コロナウィルス感染症の蔓延でクルーズ観光はほぼ停止。
特にクルーズ船は日本国内でコロナ感染症の発端となった場所であり、クルーズ船の世間のイメージは悪いものに変わってしまった。
クルーズ船への一本足経営だったため2020年2月から2021年1月までの年間売上高は1.5億円と10分の1まで激減。
営業利益も1.8億円赤字を計上している。
そのような事業の継続懸念から、来期より全く畑違いのフィンテック事業を開始する。
(https://www.best1cruise-corp.info/wp-content/uploads/2021/04/フィンテック領域の新たな事業の開始のお知らせ20210409-1.pdf)
フィンテックは金融にIT技術をかけ合わせた金融コンテンツの総称で、金融サービス情報を扱うサイトを立ち上げる予定としている。
最初に注力入れる分野は時代の流れを勘案し、「仮想通貨」「米国株式」となっている。
それと同時に来期から自己資本の1%以内をフィンテック商品による投資する見通しをたてた。
父親は「東京の一等地」を買い、息子は「仮想通貨、米国株式」を買う。
どちらの利回りがいいか、親子の運用バトルが繰り広げられます。
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