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6541グレイステクノロジー会長松村幸治氏が13日逝去された。

創業者逝去の報道を受け、前場引け時の株価は2,986円と前日比9.35%下落し、1日以来3,000円を切った。

 

産業機械マニュアル作成受託事業を行っている同社は、近年売り上げや利益が急成長し、売上は連結決算に移行したため単純比較はできないが、前年比22%の伸びを記録している。

また、同社の強みは営業利益率の高さである。

一般企業の売上高利益率は510%となっているが、同社は30%を超え、直近決算では50%に迫る利益率を叩き出している。

 

マニュアル作成はPL法を熟知し、ノウハウを蓄積していなければ成り立たない事業です。

そして参入障壁も高く、独立性の高い事業です。

また、製品を作る際、自社でマニュアルを作成するには人員が必要ですし、不完全なマニュアルを作り万が一事故が起きた場合、製造者責任を取られます。

作成コストの高さと、リスク分散の意味で同社が選ばれるのも納得いく。

 

創業者の逝去によって株価が下落する場合、創業者へのカリスマプレミアが乗っていたことが原因です。

同じ例として、3382 7&iHDの鈴木敏文会長が亡くなった際、一時7%を超える下げを記録した。

 

グレイステクノロジーのようにカリスマプレミアが乗った銘柄としては

柳井正氏 9983ファーストリテイリング

孫正義氏 9984ソフトバンク

永守重信氏 6594 日本電産

似鳥昭夫氏 9843 ニトリ

などがあると思います

 

後継者がその後滞りなく事業を進めていく人材であれば、絶好の買い場である可能性があります。