
FIREを考える場合、家計をスリム化し資産を投資に振り向けることのが、庶民が確実かつ最短な方法です。
家計のスリム化は高い能力を要しませんが、投資に関しては少々厄介です。
多くの人は家計の節約情報と同じように、運用方法も簡単に手に入れられるものと考えがちです。
インターネットなどで推奨されている方法を鵜呑みにし、金融知識を理解せずに投資の世界へ漕ぎ出します。
特に現在の投資のトレンドは、米国インデックスETFです。
・10年負けなし、馬鹿でもアホでも買えば儲かる。
・コロナショックがなかったような、圧倒的な資産の保証
・分散投資であり、毎月積み立てれば期間分散もされ、より安全。
しかし、投資の世界には確実なものは、現在も過去も未来も存在しません。
パフォーマンスが良い投資はいつの時代も移り変わり、現れては消えます。
今は良くても、未来については保証されていません。
そして、特に気にしなければならないのは、分散投資は儲けが少ないということです。
分散投資は金持ちの投資法であって、庶民が資産形成を行うのであれば効率が悪い方法です。
景気が良い状態でも、インフレ率を除けば利回りは数%程度です。
計算上、資産を2倍に増やすには20年以上の期間が必要になります。
生まれてから成人するまでの期間と同じです。
米国インデックスETFを購入する際、その購入代金が20年経っても2倍にしかならないと聞くと躊躇すると思います。
資産が多ければ問題ないでしょうが、少なければ少ないほど資産形成の意味はありません。
20年間、投資について学んだり、試行錯誤を繰り返せば2倍にする方法はいくらでも見つけられると思います。
つまり、資産がないのにインデックス投資をする人は、凡人以下ということです。
資産がない人はまず、他の投資法で資産を増やして凡人にならなければなりません。
コメント