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日本株、アメリカ株、インデックスETFでもその銘柄を気に入ると購入すると思います。

長期的目線あるいは短期であっても値上りを期待し、資産形成が順調に進んでくれるものと考えると思います。

しかし、これには重要な考え方の欠陥があります。

なぜ、値上りを期待するのでしょうか?

いくらキラキラ輝いた銘柄であっても、その後高い値段で買ってくれる人が現れない限り、値上りすることはありません。

つまり、自分が買った後に値上りを期待する投資家が現れる確信がなければいけません。

 

投資商品を買えたということは、反対に売りたい人が必ずいます。

つまり、その値段から値上りすると考える人、値下がりすると考える人が同数現れて、初めて取引が成立するのです。

そのため、あなたがいくらキラキラに輝いていると思っている銘柄でも、取引が成立する以上、他方は陳腐でつまらない銘柄と考えている人がいるのです。

 

これは、暴落時や急騰時もいっしょで安ければ安全、高ければ警戒という値段を基準にしたリスクの大小はありません。

現在の世界の株式市場の状況を考えるのであれば、

・アフターコロナで経済が正常に戻る期待を持っている人

・インフレが加速し、株式が現金に対して値上りをすると考える人

・テーパリングでお金の周りが悪くなり、資産バブルがはじけると考える人

・金利が上昇して資金調達が厳しくなり、設備投資が停滞し業績が伸び悩むと考える人

 

10人いれば10通りの考え方があります。

 

いくらインデックスETF積立投資が、安全安心な投資法として人気を得ていますが、他方では先行きが暗く考えている人もいます。

どんなに魅力的な投資商品であっても、短期的にでも魅力が欠けてしまえば値下がりの原因になります。